｢完全滅菌システム｣

消毒や殺菌ではなく、完全滅菌の必要性。

歯科の治療は歯を削ったり、抜いたり、歯肉を切ったりするので、唾液や血液が器具に付着します。また、それらの器具は圧縮空気で先端を回す仕組みになっているので、どんなにきちんと消毒や殺菌をしても、次の患者さまに使用するときに、器具の奥に入り込んで残っていた付着物が圧縮空気と一緒に出てしまう危険性があります。血液に接触すると感染する細菌やウイルスには、肝炎やHIVも含まれているので、細心の注意を払わなければなりません。
高温・高圧で滅菌するマシンを導入。

当院では、135℃の高温・高圧により完全滅菌を行なう「オートクレーブ」と呼ばれる装置を導入。手洗いでは難しい細かい部分をキレイにする医療用の超音波洗浄器で洗浄した後に、器具の大小によって2つの「オートクレーブ」を用いて、患者さまごとに使う器具を必ず滅菌してから治療します。高温で高圧の蒸気が細部まで行き渡り、洗浄だけでは取り除けない細菌やウイルスを完全に滅菌することができます。
ガーゼやプラスチック器具も衛生的に管理。

止血や消毒、治療にも使用するガーゼやロールワッテと呼ばれる小さな棒状のコットンなども高温で滅菌する機械で完全に滅菌します。また、金属の器具のように複雑な構造ではないプラスチック類の器具は滅菌液に浸します。すべての器具や道具を衛生的に管理しています。